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卒業式の様子

平成30年度 学位記授与式が挙行されました

平成31年3月21日、津市リージョンプラザにおいて平成最後となる学位記授与式が挙行され、法経科第1部93名、同第2部76名、生活科学科食物栄養学専攻46名、同生活科学専攻91名、合計306名に短期大学士の学位記が授与されました。
 法経科の卒業生には短期大学士(法経)、生活科学科食物栄養学専攻の卒業生には短期大学士(食物栄養学)、同生活科学専攻の卒業生には短期大学士(生活科学)の学位がそれぞれ授与されました。卒業生を代表して学位記を授与されたのは、次の方々です。法経科第1部 増田 早希さん、同第2部 田口 茉緒さん、生活科学科食物栄養学専攻 田中 佑佳さん、同生活科学専攻 河村 澄佳さん。
 また、食物栄養学専攻の杉野 侑菜さんが全国栄養士養成施設協会から、生活科学科生活福祉心理コースの柳瀬 望美さんが日本ソーシャルワーク教育学校連盟から、それぞれ成績優秀者の表彰を受け、学長より表彰状を授与されました。
 卒業式の後、津センターパレスホールでは、卒業記念パーティーが盛大に開催され、卒業生は恩師や友人たちとの別れを惜しみました。

  
 
  

  

  

学長訓辞

 卒業生の皆さん、ご卒業誠におめでとうございます。また、ご家族の皆様におかれましても、感慨ひとしおのことと存じ、心よりお祝い申し上げます。
 私は、2年前の入学式の訓示の中で、心理学者エリクソンが青年期における重要な課題として挙げている「自我同一性の達成」の概念を紹介し、青年期においては、これからの生き方について選択を行い、かつその選択に対し、自信と責任をもって生きていくことが大切であると申し上げました。本学での学びを通じて、その選択をすることができたでしょうか。そして、三重短期大学を選択したことに悔いを残さず過ごしていただけたでしょうか。
 また、同じく訓示の中で、元東大総長の南原繁先生が、戦後の新たな大学システムの中に「一般教養」の徹底した導入を行ったことを引き合いに出し、専門科目に偏った学修をするのではなく、共通教育を含め、幅広く学び、教養を培ってほしいということも申し上げました。2年間という短い期間ですから、十分に教養を培うことができたとは言えないでしょうが、共通科目を履修する中で、自分が専攻する分野以外の学問の面白さに触れることができたと思います。そして、これからも様々な領域への興味関心を失わずにいてほしいものです。
 教養について、私は今年度の入学式の訓示においても、津市出身で、現在、立命館アジア太平洋大学の学長である出口治明さんの「知識は教養のための手段にすぎず、自分の頭で考えることが教養の本質である」という主張を紹介したのですが、解剖学者の養老孟司さんも、その著書「自分の壁」(新潮新書)で、それに類することを書かれています。そこでは、養老さんが教わったある先生が「よくない教科書というのは、よくできすぎている教科書、説明が至れり尽くせりの教科書だ・・・そういう教科書で学ぶと疑問が生じない」と述べ、また、別の先生は「自分のやった仕事は、教科書を読んで、『ここ、わからないなあ』と思ったところを調べることだった」と話したそうです。
 与えられた情報や知識に対し、それを鵜呑みにせず、様々な角度から批判的に検討し、それを確認していくことが大切なのです。皆さんは、この2年間に多くの知識と学び方や調べ方を身につけてきました。それを皆さんのかけがえのない資本として、今後の人生の中で活用してください。その営みを続けることで、さらに深い教養が育まれていくことでしょう。
 ところで、養老さんは、同じ著書の別の箇所で「癌と闘うこと」について触れています。有名人が癌にかかった時のコメントとして「癌に負けないで闘います」という表現がしばしば聞かれます。確かに、先進医療の発達で癌が治る人は確実に増えてきました。しかし一方で、どうしても治らないケースもありますし、手術をしたことによって体力を消耗し、命を縮めてしまったという患者さんも多いようです。特に、一定年齢以上の場合には、手術をしない、つまりがんと闘わない選択もあり得、その決断が難しいということです。
 これを読んだとき、私は、漫画本でありながら、内容的にとても考えさせられる、シッタカブッタというシリーズ本の著者である小泉吉宏さんが、「ブとタのあいだ」(メディアファクトリー)という本の冒頭で述べている文章を思い浮かべました。そこには次のように書かれています。
 「「白黒はっきりさせろよ」という人がいる。この世の現象は全て白黒はっきりするだろうか。白と黒の間の灰色は無限にある。「あの人がみんな悪いのよ」。こんな言葉も聞かれる。善悪の境目はどこにある?善の顔をした悪ってないだろうか?善悪はどこから生まれてくると思う?誰が決めていると思う?」という文章です。
私たちはあいまいさの中で生きています。あいまいな情報とあいまいな未来予測の中で、それでも毎日、何らかの決断を行い、その決断には責任を求められる、その積み重ねが人生なのではないでしょうか。そして、その決断の裏付けとなるのが教養であると私は思うのです。
 さて、私事ではありますが、今月末をもって、私も三重短期大学を卒業します。37年間の教員生活において、多くの学生や教職員、市民の方々と触れ合い、様々なことを学ばせていただきました。「健常な加齢のもとでは、人は死の直前まで成長の可能性がある」と言われています。私に残された人生が後どの位あるのかは知る由もありませんが、その言葉を信じ、退職後の人生を過ごしていこうと思っています。
 私に比べれば、皆さんにははるかに長い人生が残されています。これからも、多くの人々と出会い、また経験を積み重ねていくことでしょう。その中には、良いことだけでなく、ネガティブな体験も含まれると思いますが、それをも自身を成長させる糧として捉えるくらいのたくましさを持っていただきたいと思います。
 私は、毎年、これから先の人生プランを考えるという趣旨から、卒業するゼミ生に「20年後のわたし」というテーマで作文を書いてもらっています。今年卒業するゼミ生の一人は、「人生は楽しんだもの勝ちです。ですので、今の趣味を続けていられなくても、20年後の私も趣味がとても充実していて楽しいと思える瞬間がたくさんあるといいなと思いました。・・・どんな状況であろうとも幸せだと思える瞬間がたくさんある人生を送っていることが1番の願いです」と書いてくれました。皆さんも、この学生の言葉のように、「どんな状況であろうとも幸せだと思える」生き方をしてほしいというのが私の願いです。
 最後になりますが、三重短期大学は皆さんすべてにとっての故郷です。残念ながら私はおりませんが、いつでも気軽に立ち寄って、元気に活躍している姿を教職員に見せてください。また、相談事があれば、遠慮なく来てください。
 それでは、皆さんのこれからの人生に幸多かれと祈念しつつ、私の訓辞と致します。

平成31年3月21日

三重短期大学長 東福寺一郎

送辞

 早春の風はまだ冷たいものの、日差しも心なしか和らぎを感じさせてくれます。草木もようやく長い冬の眠りから覚め、生命の息吹が感じられるようになった平成最後の年に、三重短期大学を巣立っていかれる卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。在学生一同、心よりお祝い申し上げます。
 三重短期大学に入学されてから、今日までどのように感じておられるでしょうか。時間の経過が、早いと感じておられる方が多いと思います。たくさんの思い出が詰まった2年間をお過ごしになられたのではないでしょうか。三重短期大学は、同世代の在学生と関わるだけではなく、異なる年齢層の学生が交流し、色々な意見を聞く事や、共に学ぶ事ができる素晴らしい大学であると実感しております。卒業生の皆様の中にも、そう感じていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
 この一年間、皆様から勉強面はもちろんのこと、日々の短大生活、編入や就職の準備など色々なことを教えていただきました。また部活動やサークルでもお世話になりました。優しく丁寧に教えてくださった皆様の姿はたくましく、強く心に残っています。
 卒業生の皆様は、編入先や就職先へとそれぞれの道を進み、ここで学んだ分野や、それ以外のものについてもさらに学び経験すると思います。その知識や、経験、努力は皆様の将来において、必ず支えになります。
 この先社会に出れば、今よりも辛い出来事がたくさん起こると思います。その時は、三重短期大学での思い出や、学んだこと、隣にいてくれる友達や、支えてくれる家族、優しく時には厳しい先生方たちのことを思い出し、先輩たちらしく強く生きてください。私から先輩たちに送りたい言葉があります。その言葉は「努力は必ず報われる」です。どれだけ辛くても、苦しくても、頑張っていればいつかは頑張っていて良かったと思える日が必ずくると思います。困難にも立ち向かい挫けずに乗り越えていってください。乗り越えた先には必ず幸せが待っていると思います。
 私たち在学生は、皆様から学んだことを胸に、残りの短大生活を過ごしてまいります。家族、先生方、職員の皆様など私たちに関わる全ての方に感謝し、これからの短大生活をより良いものにしていきます。今まで大変お世話になりました。時には三重短期大学を訪れて、その元気なお姿をお見せください。
 最後になりますが皆様と過ごした1年間は私達にとってかけがえのない時間になりました。皆様への感謝の言葉を在学生を代表して皆様に伝えられることを感謝したいと思います。皆様の更なるご健勝とご多幸を心からお祈りし、送辞とさせていただきます。

平成31年3月21日

三重短期大学 在校生代表
法経科第2部 香川 梨那

答辞

 柔らかな日差しが心地よく、春の訪れを感じる季節となりました。本日は私たち卒業生のために、このような素晴らしい式典を挙行して下さり、誠にありがとうございます。お忙しい中ご臨席くださいました御来賓の皆様、東福寺学長はじめ諸先生方、並びに関係者の皆様に、卒業生一同、心より御礼申し上げます。私たちは先ほど頂きました学長はじめ御来賓の方々からの御祝辞や力強い励ましのお言葉、そして在校生の心のこもった送辞を胸に刻み、これから始まる新生活を強い意志を持って進んでいきたいと思います。
 振り返れば、三重短期大学での学生生活は短く、構内案内図を片手に、不安と期待を抱きながら教室に入ったあの日から、あっという間に2年が経ちました。学校では様々な経験を持つ学友と同じ教室で学び、ときには他愛もない話で盛り上がったりしながら、今日まで勉学に勤しんできました。
 そんな学生生活の中で私が最も印象に残っているのは、住生活設計という講義です。この講義は居住環境コース専修科目のなかでも演習系の科目で、これまで三重短期大学で学んだ知識や自分のアイデアを基に、実際に建物を設計するという講義です。現地調査をし、敷地の周辺環境や設計趣旨から、建物のデザインを考え、計画・設計しました。事例を調べたり、先生に相談したりして、何度も書き直してひとつひとつ自分の思い描く理想の建築物に近づけていく地道な作業は簡単ではありませんでしたが、完成した図面や模型に達成感が込み上げたことをよく覚えています。
 また、2年生に進級してからは、まちづくり設計という講義でグループでの設計にも取り組んできました。自分とは違う考え方やデザインを受け入れ、逆に自分の意見を伝えることは容易ではありませんでしたが、じっくり話し合い、試行錯誤しながら作品を作り上げたことは、私にとって貴重な経験になったと感じています。
 こうして振り返ってみますと、三重短期大学で過ごした2 年間は、様々な人との出会いとかけがえのない思い出であふれています。卒業式を迎える今日、過ごした日々が非常に貴重な時間だったのだと改めて実感しております。
 そして本日、桜が新しい春に備えて蕾を膨らませているように、卒業生一同夢と希望で胸膨らませ、それぞれの道を歩み始めます。三重県に残る仲間、他県に就職する仲間、編入して新しい環境でさらに学ぶ仲間、など進路は様々ですが、どんな道に進んでも楽しいことや嬉しいこともあれば、乗り越えるのが困難だと思うような辛いこともあるはずです。そんな時は、三重短期大学で学んだ知識や経験を恐れることなく生かし、未来を切り開いていきます。まだまだ未熟ではありますが、学生生活で学んだことや感じたことを忘れずこれからも一歩一歩進んでいきたいと思います。
 最後となりましたが、私たちの短大生活を支え、ご指導くださいました先生方や学生部の皆様、見守り続けてくださいました地域の皆様、つらいことも楽しいことも共に経験してきた友人たち、そして今日まで私たちを守り育んでくれた家族、これまで支えて下さった全ての人と素晴らしい環境に心から感謝致します。本日このように卒業の日を迎えることが出来ましたのは皆様のご支援のおかげです。本当にありがとうございました。
 皆様のご健康と三重短期大学の益々のご発展をお祈りし、答辞とさせていただきます。


平成31年3月21日

三重短期大学 卒業生代表
生活科学科生活科学専攻居住環境コース  浅野 菜那

 

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