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過去のオープン・キャンパス

2022年度オープン・キャンパスが開催されました

 
 2022年度のオープン・キャンパスは7月16日(土)、17日(日)、18日(月)の3日間、本学において開催されました。444名の方々にご参加いただきました。コロナ禍にもかかわらず、たくさんの方がご来校くださり、どうもありがとうございました。
 まず全体説明では、法経科(第1部・第2部)、食物栄養学科、生活科学科の各学科長による教育内容の紹介、2023年度入試の概要、就職や編入学の状況説明、卒業生や在学生によるスピーチが行なわれました。また、毎年、各学科の教育に具体的にふれていただくために、ミニ講義やミニ実習・実験を実施しておりますが、今年も、多くの皆さんに、参加していただけました。いずれも「楽しかった。」、「大学の雰囲気を味わうことが出来て良かった。」、「勉強になった。」と好評でした。キャンパスツアー(施設見学)では、在校生が、学生生活の一コマを紹介しながら図書館などの学内施設をご案内しました。こちらも、たくさんの方がご参加くださいました。そのほか、教員、職員による個別相談も行われました。

(1)食物栄養学科 7月16日 ミニ実習・ミニ実験の概要

ミニ実習①

担 当:相川悠貴 准教授 

テーマ: スポーツ栄養サポート体験「食物摂取頻度調査をやってみよう」

概 要:栄養指導は、対象者の状態に沿った指導を行うことで、効果が高まります。この実習では、対象者の食事状態の調査方法の一つ、食物摂取頻度調査アンケートを体験できます。この調査方法は、本学が実施している高校部活動栄養サポートでも用いており、さらに一般人の栄養指導でも使える方法です。自身の食事状態の把握にも繋がりますので、是非ともご参加ください。また、希望者は、高機能体組成計による筋肉量等の測定も体験できます。

ミニ実験②

担 当:橋本博行 教授

テーマ:高齢者用のとろみ食とゼリー食の物性を調べてみよう―食品学実験―

概 要:高齢者の食事は、飲み込むことが困難になっている方のために、飲み物や味噌汁にとろみをつけたり、ゼリーに固めたりします。今回の実験は、高齢者の施設で使用されているとろみ剤やゲル化剤を使用して、とろみ食の粘度やゼリーのプルプル感を確認します。また、トマトケチャップや片栗粉の不思議な物性も体験できます。

ミニ実験③

担 当:杉野香江 講師

テーマ:もちもちパン生地のひみつ!―小麦粉からグルテンを抽出―

概 要:私たちの身の周りには、小麦粉を使った食品がたくさんあります。サクサクのクッキー、ふわふわのケーキ、もちもちのパンなど・・・。これらの食品の食感には、小麦粉に含まれるたんぱく質の「グルテン形成」が大きく関わっています。ミニ実験では、小麦粉を用いてグルテンを形成し、グルテンのみを抽出します。そして、その性質について調べてみましょう。

(2)生活科学科  7月17日  ミニ講義の概要

生活福祉・心理コース 41番教室

担当:田中 武士 講師

テーマ:社会福祉ってなんだろう?

概要:みなさんはいま、どのような日々を過ごされているでしょうか?楽しい毎日だと感じている方もいらっしゃれば、様々な事情からしんどい思いを抱えながら、という方もおられるかもしれません。明日が少しでも希望を抱ける社会、生活であってほしい。そんな気持ちを大切に、社会福祉ってなんだろう、という問いを通じてみなさんと考えていきたいと思います。

居住環境コース  45番教室

担当:南 有哲 教授

テーマ:「人新世」を考える

概要:現在しばしば言及される言葉に「人新世」というものがあります。これは産業革命以降の人類による地表の在り方や大気組成、生物分布などの改変の規模が、未来における知的存在に検証され得る程度に達し、よって新たな地質年代が到来したと考えるべきだという考え方であり、生命史上第6回目の「大量絶滅」を人類が引き起こしつつあるとの懸念とも深く結合しています。今や自然科学だけではなく哲学や人類学といった人文科学にまで影響を及ぼしつつある「人新世」という概念について考えてみましょう。

(3)法経科第1部・第2部 7月19日 41番教室 ミニ講義の概要

担当:石原 洋介 教授

テーマ:円高・円安は生活にどう影響するか

概要:日本の通貨「円」と海外の通貨、例えばアメリカの通貨「ドル」との交換比率は為替レートと呼ばれています。為替レートは時々刻々と変動し、ニュースでも毎日報道されています。最近は円安の進行がよく話題になりますが、そもそもなぜ為替レートは変動するのか、どうして多くの通貨の中でドルとの為替レートが注目されるのか、円高や円安になると私たちの生活にどう影響するのか、いま進行している円安の経済的背景は何か、などを分かりやすく説明します。

 

卒業生・在学生のスピーチ

法経科

中谷愛さん

2019年3月卒業 法経科第1部 法律コース卒業
現在 三重県庁勤務

 はじめまして。法経科法律コースで学んでいた中谷愛と申します。現在は三重県庁の総務部秘書課で働いています。入庁3年目で、新規採用時は水産関係の部署でした。今年度から秘書課に配属されました。秘書課の業務は皆さんがイメージされるようなスケジュール調整や出張に同行する他にも様々な業務があります。配属されてから、数か月なのでまだまだ分からないこともありますが、秘書業務は知事・副知事がいかに仕事をしやすくするかに繋がっていると感じます。大変なこともありますが、各部署がどういう仕事をしているのかが分かるため、県政の動きが掴めてすごく勉強になります。また、県庁の業務は担当業務以外に、突発的なことが起こると、応援に行くこともあります。これまで豚熱やコロナの応援に行きましたが、三重県のために働けることをすごくやりがいに感じます。

ではこれから、私の三重短での生活についてお話ししようと思います。まず、私が在籍していた法律コースですが、法律の基礎から専門的な知識を身につけられるコースとなっております。私は公務員を目指していましたので、仕事に必要な知識を習得できる法律コースを専攻しました。実際に県職員として働く中で法律や条例を解釈して、県民の方に説明する機会がありますので、学んだことは仕事に生きていると感じます。初めは法学入門という法律の基礎を学ぶ科目があるので、法律に触れたことがない人でも不安に思う必要はありません。法律が分かってくると、法的観点で自分の考えが持てるようになります。そこに法学の面白さがあると思います。どの授業でも自分の考えを求められるので、考える力が養われます。また、法律以外に語学や芸術系の科目も履修できるので、普段触れることのない文化も学べます。授業を通して、普段行くことがない美術館に行ってみたりと授業を受けなければ、興味が湧かなかったことにも興味が出てくることもあります。大学の授業は自分で履修する科目を決めることができ、自分だけの時間割を作れるので、興味がある科目もそこまで興味が無い科目も自分の幅を広げると思って、履修することをおすすめします。短大生活は2年間と限りある時間なので、自分ができる範囲で、欲張りに色んな授業を取ってみてもいいと思います。三重短での学びを通して、視野が広がり、学ぶことの楽しさを知ることができました。

次にゼミについてお話します。ゼミとは、通常の授業と違って、少人数で特定のテーマについて、調査研究し、議論しあうものです。私は行政法ゼミに所属しており、各自持ち寄った過去の事例について、議論をしていました。ゼミでの活動により、相手に納得してもらうような説明力や相手の意見を理解する共感力などが身に付きます。仕事でも県民の方や外部の方を相手にやりとりすることもあるため、これらの力は生きているように思います。

学業以外では、茶道部と津市学生機能別団員に所属していました。津市学生機能別団員とは学生による消防団員のことで、避難訓練や啓発運動などの活動をしていました。これらの活動で組織の中での自分の役割や人との接し方など多くの学びがありました。また、アルバイトですが、接客をしておりました。今となってはただのお金を稼ぐ手段ではなく、自分から進んで仕事を見つけることや相手の立場に立ち行動する力が身に付き、自分を成長させてくれたと思います。色んなアルバイトに挑戦してみるのも大学生活ならではだと思います。

さて、次に就職活動についてお話します。私は公務員を志望していたので、1 年生の夏に三重県庁のインターンシップに参加しました。私が参加したインターンシップは 1 週間で、公務員とはどういうものかイメージが掴め、就職活動のモチベーションに繋がる良い機会となりました。このインターンシップで私のしたいことはやはり行政の仕事だと再確認することができました。他にも民間の企業が集まる合同企業説明会にも参加しました。公務員志望でも、そうした就活イベントに参加するのは色んな業種の方の話を聞けるので新たな発見があり、とても有意義なものだと思います。

公務員の筆記試験に向けて、2 年生の春から予備校に通っていました。予備校は夜からだったので、日中の授業との両立が大変に思うこともありましたが、家族や友人の支えにより乗り越えられたのだと思います。多くの自治体は 9 月に筆記試験がありますが、それまではひたすら勉強に専念していました。筆記試験に合格すると 2 次試験があるのですが、その対策として学生部が開催する集団討論や面接対策に参加していました。面接が苦手な私にとって、とても心強い存在でした。本番さながらの練習をしていただけるので、試験当日の緊張が軽くなり自分の力を発揮できるようになります。他に行った対策として、第一志望でない自治体も受ける、自分自身について研究する、社会問題を知るために新聞を読む、地域特有のニュースを仕入れる、就活ノートをつける、友達と情報共有するなどです。あまり知らない自治体を受ける際は地元の出来事などを知らないと不利になるため、過去の新聞や広報を読んでニュースを仕入れることで、面接でその自治体の課題など聞かれたときに答えられるようになります。面接が苦手な方もいると思いますが、面接に慣れるためには第一志望の会社や自治体が初めての面接にならないようにすることがコツになります。私も公務員試験だけで結果は様々ですが 6 つ受けました。また、過去の先輩方の面接レポートがありますのでそれらも頼ったらいいかと思います。どこの面接にしても、学生時代に力を入れたことを聞かれるので、何でもいいので言えるようにしておく必要があります。立派なものでなくてよいので、そこで何を得たか話せるようにしておくことが大事になってきます。面接は元々得意不得意あるかと思いますが、練習や準備をした分、成果が出てくると思います。準備したり、回数をこなすうちに苦手意識が無くなってくるので、あまり不安に思わず頑張っていただきたいと思います。

これらの対策は地道で大変ではありましたが、全て無駄ではないと思って取り組んでいました。短大では 1 年生から就職活動が始まるので、戸惑うこともあるかと思いますが、社会人の方の講義や津市職員の方の講義がありますので自然と就職活動を意識できるようになってきます。

では、最後にまとめになります。三重短での 2 年間は本当にあっという間でした。そう感じるのは何事にも一生懸命取り組んだからだと思います。勉強に部活にボランティアにアルバイトにと忙しい日々でしたが、どれも大事な経験です。短大生活でしかできない経験がたくさんあります。どの経験もやっておいてよかったなと思います。2 年間は自分自身と向き合える貴重な時間です。皆さんも色んなことに挑戦し、充実した三重短生活を送ってください。

米津波音さん                                                                                                                                                

2021年度 法経科第1部法律コース卒業                        
現在      三重大学法律経済学科3年次在籍

皆さん、こんにちは。2022年に法経科第1部法律コースを卒業しました米津波音と申します。本日はよろしくお願いします。私は現在、三重大学の法律経済学科に3年次編入生として入学し、在籍しています。本日は皆さんに、編入学について詳しくお話できればと思っています。

はじめに、皆さんは編入学をご存じでしょうか。おそらく、本日のオープンキャンパスにいらっしゃった皆さんは既にご存じかと思いますが、少し説明させていただきます。編入学は簡単に言うと、別の学校に中途で入学することです。多くの場合は3年次編入学となりますが、中には2年次編入学などの場合も存在します。そして三重短期大学は、この編入学を目指すための環境が整っています。

ほとんどの編入学試験にある試験内容は面接です。私は三重大学の編入試験を一般推薦で受験しました。この一般推薦は、志望理由書の送付と面接による試験です。私は面接が得意ではありませんでした。そんな私が面接のある一般推薦で三重大学に合格できた理由は、三重短期大学のサポートの手厚さにあります。

編入試験は対策が必須です。過去の面接の様子や、志望理由、実際の問答の練習。しかし、編入試験は受験者が少ないことから、過去の試験内容を知ることは難しいです。ですが、三重短期大学ではこれら全ての対策を行えます。まず、三重短期大学附属図書館には、過去の先輩方が残してくださった編入試験の資料があります。そこには面接内容だけではなく、筆記試験の過去問や、三重大学以外の大学の情報もあり、私も多くの場面で助けられました。編入試験を受験した先輩方の生の声は、受験に不安を抱えていた私に、試験の明確なイメージを与え、具体的にどのような対策をするべきかを教えてくれました。

次に志望理由ですが、これには具体的な編入の目的が必要です。私は労働法ゼミに所属し、そこで学んだことを4年制大学でさらに学びたいという理由を志望理由書に書きました。三重短期大学では2年生になるとゼミが始まり、興味のある分野をより専門的に学ぶことができます。労働法ゼミでは、ゼミ生同士で意見を述べ合うこともあり、多角的な視点で興味のある分野を知ることが出来ました。私はこの経験のおかげで、現在在籍している三重大学でも目的をもってゼミに取り組むことができています。三重短期大学ではゼミの他にも、法律やそれ以外について学ぶ機会がたくさんあります。なので、三重短期大学に入学した際は、様々な学習の機会に触れていただきたいです。

そして、実際の問答の練習についてです。私は面接練習をゼミの先生に手伝っていただきました。面接の対策で1番重要なことは場数を踏むことです。私はゼミの先生に週に何度か面接練習に付き合っていただき、その中で、自分自身の答えを明確にしていきました。加えて、実際の問答の練習は本番での緊張を和らげ、私に自信をつけてくれました。また、話し方だけではなく、姿勢や目線といった問答以外についてもゼミの先生に指導していただきました。

私が編入試験に合格するためには、ゼミの先生や学生部の方といった三重短期大学に関わるたくさんの方々のご助力がなくてはなりませんでした。三重短期大学は、皆さんが意欲的に取り組めば、必ず応えてくれる大学です。皆さんはこれから進む進路に向けて、きっとまだ悩んでいる最中だと思います。私も現在就活に向けて、自分の進むべき道を模索している最中です。そんな生活の中で私は、進路を選ぶためには多くの情報を得ることが大切だと日々感じています。皆さんが進路を選ぶために得る情報の中で、私の話が少しでも参考なれば、そして、これをきっかけに三重短期大学に入学していただければ嬉しいです。

皆さん、本日はご清聴ありがとうございました。

中谷美晴さん

2021年度 法経科第2部卒業
現在 岡三証券勤務

皆さんこんにちは!

三重短期大学、卒業生の中谷美春です。
学科紹介、進路概要等、様々な情報を得て少し疲れてきた頃合いかと存じます。
せっかくの祝日、皆様の貴重なお時間をいただきまして、お話しをさせていただきますので、どうか最後までご清聴いただけますと幸いです。

さて、それでは簡単に自己紹介をさせていただきます。私、2018年に暁高等学校を卒業、2020年 4月に三重短期大学に入学いたしまして、2022年3月に卒業し、現在、岡三証券に勤めております。

本日はそんな私の実体験を踏まえ、皆さまには三重短期大学で得たものをお伝えできたらと思います。
最初にズバリ申し上げますと私の三重短期大学での得たものは自分の考えを作る際の指標、コンパスです。

一年目は金融論や経営学等自分の興味に関わる分野を興味の赴くままに履修しておりました。法経科第二部は基本夜間の学科ではありますが、昼間の講義に乗り入れることができますので、それを利用しながら昼間の講義もいくつか履修していました。その中で特に私がのめり込んでしまったのが私が二年目で入ることになるゼミの先生の担当講義、マーケティング論でした。市場経済の仕組み…つまるところなんでこの商品が売れるんだ。この商品の価値はどうやったら生み出せるんだろう、と、考えることができる講義になっておりまして、身近に感じれる内容だからこそ楽しい科目でした。

2年目のゼミ選択では、ブランドについて深く学びたいと考えマーケティングゼミに入りました。ゼミのメンバーがそれぞれ興味のあるテーマを調べ、発表する機会やお互いにまとめたレポートを共有する場でありました。その中で周りと刺激し合いながら、自分の考えを深めていく経験は今の自分の力になっています。

他にも統計学や環境論、日本経済論、比較文化論等多岐にわたる分野の科目を履修しましたが、これらはどれも高校までやってきた勉強とは違い、自分の考えの指標、コンパスのようなものになっていると実感しております。

今、働いている職場では、証券会社ということで無形の商品を扱います。無形の商品というのは例えばこのペンはとても持ちやすくてインクだって滲まない、おまけに有名なメーカーの一品ものなんです!!なんてセールストークができませんので、商品説明がとても難しいです。

 しかし、先ほどにも述べたように、本学で自分の考えを伝える経験を積んできたので、勉強ばかりの日々ではありますが、やりがいを感じながら業務にあたれています。

私二年の浪人期間を経て、ここに入学しております。浪人した手前、親にこれ以上迷惑をかけたくない気持ちもあり、アルバイトをしていれば自分で払える学費、そして当時漠然と関心を抱いていた経営、金融について学べるという2点の理由からここ、三重短期大学法経科第二部に入学しました。

当初四年制大学を目指していた身であるからこそ思うことがですが、漠然とこの分野について学びたいから入学するのであれば、四年制大学も短期大学も差はありません。

短期大学での勉強の中で、ピンポイントでやりたいことができたのならば、四年制大学への編入も目指せますし、私のように就職という選択もすることができます。担当の先生がつくので、安心して短大生活を送れると思います。

野呂彩音さん

法経科第1部経商コース

皆さんこんにちは。法経科第1部経商コースの野呂彩音です。本日は、三重短期大学のオープンキャンパスにお越しいただきありがとうございます。
今から、三重短期大学での学生生活についてお話したいと思います。そして、皆さんに少しでも三重短期大学の良さを知ってもらえたら嬉しいです。

まず初めに、私が三重短期大学を志望した理由からお話します。まず一点目は、私は、高校時代からうっすらと金融機関の仕事に興味を持っていたため、金融を学べる大学への進学を考えていました。そこで三重短期大学は2年間という短い間の中でも経済の勉強、その中でも私が興味のある金融についても専門的に学べることを知り、三重短期大学を選びました。二点目は、私は大学に進学するまで何も資格を取得していなかったため、大学生の内に社会に出た時に役立つ資格を取得したいと思っていました。そこで、三重短期大学で開講されている講義は、講義を通して資格取得につなげられるのではないかと思い、選びました。自分の学びたい専門的な勉強ができること、資格取得もできること、この2点の理由から三重短期大学を志望しました。

次に、学生生活についてお話します。この経商コースでは、経済・経営学を始めとし、会計学や簿記といった実践的な知識も学びます。経済と言ってもあまりピンとこないと思うので、私が学んだことを少し紹介します。需要と供給やインフレ・デフレ、円高・円安という言葉を日頃ニュースなどで耳にすることが多いと思います。ですが私自身、経済原論や金融論という講義を受講するまでは、これらの意味をはっきりとは知らず、特に需要と供給の関係について学ぶ経済原論という講義は、これがどう役立つのだろうと思うことがありました。ですが、一年生でこういった基礎のことを学んだことで、ニュースや新聞を見た時に、今はこういった社会の現状だからこういった現象が起きるんだということが分かるようになりました。学んだことがしっかりと自分の知識となっていることを実感しました。会計学や簿記の授業も一年生の内に受講し、それを活かして資格取得もしました。2年生では、一年生で学んだことを基礎に、より専門性の高い内容を学んだり、簿記の講義でもよりレベルの高い講義で学んだりしています。

また、自分が専攻するコースではない他コースの講義も受講する必要があります。私は法律コースの家族法を受講しました。法律自体にはあまり興味はありませんでしたが、家族法という講義名を見て興味を持ち受講しました。この講義では、親族関係や血縁関係、相続などをサザエさん一家を例に説明されていました。学んだことを実際に、自分の親族に置き換えて考えてみることが私はとても楽しく、私にとってとても興味ある講義でした。

更に、共通科目という外国語やジェンダー・環境・心理などに関する講義で、様々な知識を幅広く身につけることができます。中でも私は、情報処理実習という講義を受講していました。もともとパソコンを扱うことには慣れていませんでしたが、実践的な講義を通して、ワードやエクセルの使い方を学べたり、タイピングも早くなったりしました。

次に、ゼミについてお話します。法経科では、1年生の後期から基礎演習といった自分が興味ある専門的な分野を担当教員のもとで学びます。この基礎演習を2年生のゼミで引き継ぐような形で、2年生からゼミが始まります。少人数制のゼミで、より専門的に、そして研究テーマについて深く学んでいきます。私は石原先生の金融論ゼミに所属しています。このゼミでは、ゼミ生が同じ一冊の本を読み、その読んだ感想や意見を交換し合います。他者が持つ考え方を知ることができ、新しい考え方や刺激をもらうことができます。また、卒業するにあたって卒業論文を書く必要があります。これはゼミの中でも、更に自分が最も興味のあることを調べ、考え論文にするものです。私は、金融論ゼミの中でも、現在外部環境が大きく変わっている中でこれからどういった金融機関が社会から必要とされるのかを研究テーマとして具体的に学んでいきたいと考えています。

ゼミでの授業や活動は、大学生活にとても重要なものだと私は思います。サマーフェスティバルや学祭といった学内の行事にもゼミとして参加することもあり、ゼミ生同士で仲良くなれたり、交流も深まったりします。

次に、学業面以外の大学生活についてお話します。三重短期大学は2年間であるため、とても忙しく、一日に講義が詰め込まれているといったイメージを入学するまでは持っていました。ですが三重短期大学は、一つ一つの講義の内容が濃く、教授が持っている考え方の要点や、重要な部分がしっかりとまとめられています。そのため、自由に使える時間もとても多いです。私は、入学後まずアルバイトを始めました。私は珍しいと思いますが、縁があって工場でアルバイトをしています。このアルバイト先には、様々な年齢の方や、言葉が通じない外国人の方も多くいて、アルバイトを始めた当初はどう関わりどう話して良いのか分かりませんでした。ですが今考えてみれば、これが私を成長させてくれるもので、人それぞれに合わせた対応も身につけることができました。また、様々な年代の方や、様々な考え方を持つ人と関わり、その人たちから学ぶものが私はとても多いです。ただお金を稼ぐためだけではなく、自分のためになることをアルバイトを通してすることも大切だと思います。勉強にアルバイト、そして遊ぶことも大学生ならではだと思います。私は、残りの学生生活を資格取得の勉強と、長期休みを利用して様々な県へ観光しに行こうと思っています。学生の間に、たくさんのことに挑戦、経験し、有意義な大学生活を送ることが三重短期大学ではできます。

次に、卒業後の進路について、三重短期大学卒業後は、就職か四年制大学への編入かですが、私が経験した就職活動についてお話します。人それぞれ就職活動を始める時期は違いますが、私は1年生の夏ぐらいから始めました。就職活動を始める以前から持っている固定観念は一度捨てて、自分が本当にしたいこと、どんな大人になっていたいかを考えることから始めました。また、様々な業界や会社の説明会に行き、多くの業界や会社を知ることも早いうちから始めました。だいたい3月ぐらいまでに、合同企業説明会やインターンシップ、自己分析、面接対策をして、自分が働きたいと思う業界・会社を探します。三重短期大学には就職支援をしてくれるタスクルームというものがあります。そこでは、面接対策や応募書類の添削、そして就職活動に関する全てのことを相談できます。親身になって相談に乗っていただき、私は、タスクルームの方のおかげで不安なく就職活動を進められました。3月ぐらいから応募が始まる会社が多く、自分が行きたい会社にエントリーします。私は5月の中旬に自分が行きたいと思っていた百五銀行から内々定をいただきました。

最後に、現在皆さんは、高校卒業後についてとても迷っている時期だと思います。たくさんの選択肢があるからこそ、自分がしたいこと、なりたいものを真剣に悩み、考えてください。悩んだ結果、三重短期大学を選んでいただけたら嬉しいです。私は、この三重短期大学で学び、学生生活を送れてとても良かったと思っています。以上でスピーチを終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。

食物栄養学科

小口菜々子さん

2017年度卒業 
ゼネラルフード株式会社勤務

2017年に食物栄養学専攻を卒業した小口菜々子です。本日は、私の三重短大での学校生活や現在の栄養士としての仕事内容についてお話していきます。よろしくお願いします。

まず、私が栄養士という職業に興味を持った理由は単純に食事をすることが好きなことと食を通してたくさんの人を健康に、笑顔にしたいと思ったからです。その中で栄養士の資格を短期間でとれる三重短大を見つけました。学費も安く通いやすいため、2年間で集中的に学び、早めに現場で栄養士としての実務経験を積み、働きながら管理栄養士を目指そうと思いました。

2年間は本当にあっという間でした。食物栄養学科は、全員で授業を受けることがほとんどなのでみんなと仲良くなることができました。週に1度、調理学実習や実験の時間もあります。調理をしたことがあまりなかったり、苦手だなと思ったりする方もいるかもしれませんが、基本的なことからしっかりと授業で教えていただけるので安心してください。

授業以外にも、三重県に住んでいる海外の方に講師として来ていただきその国の料理を教えてもらいながら一緒に作る「世界の料理」という教室にも参加させていただいていました。ゼミでは、三重県の食状況について研究したり、三重大学の学生さん達と一緒に1日カフェを運営したりと「食」についてたくさんのことを学べた2年間で、とても充実していました。

私は今、全国に給食事業を展開する委託給食会社で働いています。桑名の病院に配属されて5年目になりました。食数は1食200食ほどで、食種は普通食、全粥食、流動食、治療食、経腸栄養などがありさらにエネルギーごとに30~40種類に分けられています。毎日の仕事内容は、食事の調理や盛付け、食材の発注、検収、献立作成です。4年間で花見弁当、七夕、お正月、バレンタインなどの行事食の献立作成も任せてもらえるようになりました。栄養士が行う食事の調理は主にミンチ食やペースト食、流動食などの特別食で、1食約20食ほどです。

栄養士として働いていて悩みもあります。厨房に入ると1日中立ちっぱなし、早番があるので朝が早いときもあります。病院というたくさんの人が入退院をし、病態によって食事の変更も多い中、決まった時間までに大量の食事を準備して提供しなければいけません。常に時間に追われますが、大量調理はパートさんをはじめ、皆で協力して初めてやりきることが出来ます。大変な分、達成感は大きく、それを皆で共有することが出来ます。また、患者様からの声が厨房まで伝わってくることもあります。食札などにコメントが書かれて戻ってくることもあります。それを見て、入院中の大変な時に食事という形で喜んでもらえることが出来た、という達成感はとても大きいです。

私は栄養士として丸3年の実務経験を積んで、今年の2月に管理栄養士の国家試験を受験しました。私が受験勉強を本格的に始めたのは国家試験の約1年からでした。早番の日は勤務が終わってから、遅番の日は朝5時に起きて出勤前と退勤後に勉強していました。毎日仕事をしながら勉強するのは正直とても大変でしたが、勉強する内容は全て栄養士業務に繋がることばかりだったので勉強することが苦痛ではなかったですし、モチベーションも保てました。

病院での献立作成業務は、それぞれの病態によって献立を立てていくのですが、国家試験の勉強をしていくなかでよりその病態について詳しく知ることができるので献立作成も行いやすくなりました。卒業生が参加できる管理栄養士国家試験対策講座も何回か三重短大でひらかれていたため仕事終わりに参加しました。国家試験対策講座では勉強の進め方や、各分野のポイントを丁寧に教えてもらえたので参加して本当に良かったです。卒業してからもしっかりとサポートしていただけるところも三重短大の良いところだなと思いました。周りのサポートのおかげで、国家試験も無事合格することができました。

栄養士の仕事について、皆さんあまり想像することができないかなと思います。私も1年生の終わり頃から就職活動を始めましたが、直営がいいのか、委託会社がいいのか、なにが自分に合っているのかわからなくて不安でした。三重短大では履歴書の書き方や面接練習、求人票に関することなど就活についてもしっかりサポートしていただけるタスクルームというところがあります。卒業してからも国家試験の勉強のことや仕事のことで悩みを聞いてくださる先生方もたくさんいます。

栄養士は、企業に勤める社員の皆さまへ提供する事業所給食(社員食堂)や病院、福祉施設など様々な分野で活躍することができます。

自分の意見や意志をしっかり持ち、自分らしさを大切にしてください。本日のオープンキャンパスが、皆さんの進路決定の参考になると嬉しいです。

南海杏帆さん

2018年度卒業
永井病院勤務

皆さん、こんにちは。私は永井病院で栄養士をしている南海杏帆です。

永井病院は、創設昭和22年2月、病床数199床、職員数450名で、標榜科、循環器科、消化器外科・内科、整形外科があり、栄養課には管理栄養士6名、栄養士6名、調理師5名、調理員4名、計21名がシフト制で勤務しています。朝・昼・夕それぞれ約200食を1年365日欠かすことなく、それぞれの患者さんの心と身体に寄り添いながら食事作りに励んでいます。

私の勤務体制としては、7時~15時半までの早番勤務と8時半~17時までの日勤勤務があります。割合としはだいたい半々くらいで、月によって変わってきます。今年で入社し3年目になりますが、本当に気さくな方達ばかりで毎日楽しく仕事しています。その結果、「いつも元気いっぱい南さん」というキャッチフレーズもいただきました!

私の1日の仕事の流れをご紹介したいと思います。8:00に出勤し、食事変更のオーダーを確認、入退院の確認、禁止食材・きざみ食・一口大食・カリウム制限食などの増減について確認します。

続いて、嚥下機能が弱まり普通のお茶を飲むのが難しい患者さんのために、とろみのあるお茶を作ります。ここではトロメイクという増粘剤を使っています。毎日7~9ℓ作っています。これが終わったら特別食の調理に入っていくのですが、その前に、永井病院で使っている増粘剤の説明をしていきたいと思います。一つ目は先ほどとろ茶づくりの際に使用した「トロメイク」です。固めるのではなくとろみをつけるのが目的の時に使用します。その時に加熱をしなくても能力が発揮できるのが特徴だと思います。例としては、トロ茶、みそ汁などの汁物や和え物の調味料が離水してくるのを防ぐのに使用します。ふたつ目はホット&ソフトです。特徴としては、保温庫や配膳車など温かいところでもゼリー状を維持できるところです。例としてはペースト食の汁物に使用したり、おかゆを加工するときウニ使用します。おかゆの加工については後で説明します。液体の0.8%の割合で使用しています。最後はソフティアです。これもゼリー状に固めるもので、ペースト食の汁物以外はほぼすべてソフティアを使って固めています。ペーストは液体の0.6%の割合で使用しています。ゼリーはそれぞれ割合が違っていてリンゴゼリーやコーヒーゼリーなどは0.6%、牛乳プリンや豆乳プリンは0.7%で使用しています。

これをふまえて特別調理の説明をします。特別調理とは主にきざみ食やペースト食、流動食のことを指します。ミキサーを使って刻んだり、ペースト状にしていきます。主に温菜は左の写真のミキサーを使用し、冷菜は右側のブリクサーという機械を使って刻んでいます。

9:30には食札の切り分けをします。各階、常食・高血圧食・糖尿病食・特別食に切り分けていきます。さらにその中でもご飯の種類・グラムごとに並べ替えておくことで、配膳する際に効率よく配れるようにしています。

9:40に配膳を始めます。食事のおぼんも常食がピンク、減塩食・糖尿病食が青、特別食が黄色と分かれているので、食札と照らし合わせながら並べていきます。また一口大食やカリウム制限食、禁止対応のものなどは、配り間違いを防ぐために配膳車には並べず、中でセットしてから配膳車に差していきます。配膳車は小が3台、大が2台、計5台あります。小は縦に8人分あって1台で最大32人分、大は縦に10人分あって1台で40人分入ります。次に配膳が終わったらHPDを配っていきます。HPDというのはハイプロテインダイエットを略したもので、ここでのダイエットとは食事療法の意味を指します。HPDの役割としては、低栄養の患者さんや、退院に向けての栄養強化が必要な患者さんにつけたりしています。比較的エネルギーが低いジュースで70㎉ほどで、黄色で囲ってある高エネルギーなジュースで1本200㎉あります。ゼリーはたんぱく質を含んでいないものが多いですが、赤色で囲ってある高たんぱくゼリーだと1個にたんぱく質が5~6g含まれています。しかし、このようなゼリーやジュースを患者さん自身が退院後用意し継続していくのは難しいことから、退院後も引き続き栄養をしっかり取ってもらえることを目的とした、プラス1品メニューが開発されました。なじみのあるものを意識しつつも、楽しみに思ってもらえるような工夫をしており、だいたい1人前のエネルギーは先ほどのゼリーやジュース1個分くらいに設定しているメニューです。

HPDを配り終えたら、主食以外のものがきちんと配膳されているか2人体制でダブルチェックを行います。この時に先ほど中から出していた一口大やカリウム制限が余分に余ってきたり、逆に足らなかった場合ボードと照らし合わせながら原因がはっきりするまで確認を行います。

11:30に最終主食が入っているか、違う階に間違えていってないかを患者さんの名簿にチェックを入れながら見ていきます。ここでも、ご飯が余ってきたりしたら原因が分かるまで確認をしています。すべてオッケーであったのを確認したのち11:45に配膳車を出します。12:00にお昼休憩にはいり、午前の業務は終了です。

13:00から午後の業務が始まります。特別食ではなく全体の盛り付けに入っていきます。14:00過ぎには盛り付けも終わってくるので、翌日の昼食分の数をボードを使って、紙に書き出していきます。翌日の朝食の数は担当の人が出してくれて準備もしてくれるのですることはありません。その後は翌日の準備物に抜けがないかを再度確認し、調理器具の片付けや清掃を行います。夕食も基本的には粥ミキサーを行いますが、お昼で約12キロ、夜で約6~7キロのご飯を炊いています。おかゆだけでも多い時で2キロほど作っています。

16:30にお昼と同様名簿でチェックをし、17:00に業務を終了します。

他にも発注業務やDrに書いて頂いている検食簿のチェックなどをしているのですが、決まった作業時間があるわけではないので、自分ですきま時間を見つけて行っています。

病院では、月に一度おもてなし献立といった、普段よりも豪華で季節を感じられるメニューを提供しています。おもてなし献立とは別でお正月・クリスマスといった行事食もあります。患者さんに楽しみにして頂いていることもあり、大変でもありますがやりがいの方が大きく一生懸命取り組んでいます。栄養室ブログというのもあり日々の業務の様子やおもてなし献立などを紹介しているブログをしているので、興味のある方は永井病院のホームページからぜひご覧ください。

食物栄養学科は授業数も多く遊ぶ時間が少ないんじゃないかと思っている高校生の方が多いと思うので、そんなことないよ!という思いのもと私の短大生時代の思い出をご紹介したいと思います。

私の仲の良いグループは誕生日は毎回お泊りでみんなでお祝いしていて、ケーキは買うことも多かったんですけどたまに手作りしていました。2年もやっているとサプライズというわけにはいかないものの、詳細が漏れないように、あるいは察しないようにしていました。グループ中には山口と島根から来た子もいたので、津祭りや津の花火大会などのイベントにみんなで行くのもワクワクしていました!その他、京都、沖縄、金沢への旅行、卒業旅行として韓国にも行きました!

高校生の皆さん、遊びも勉強も全力で楽しんで最高の学生生生活を送ってください!

橋本莉奈さん

食物栄養学科 2年生

 皆さん、こんにちは。本日は三重短期大学のオープンキャンパスにお越しいただきありがとうございます。今から三重短期大学での学校生活や就職活動についてお話したいと思います。

はじめに、私が三重短期大学の食物栄養学科を選んだ理由についてお話します。1つ目は、高校生の時にした失敗経験がきっかけです。私は高校生の時、陸上部に所属していました。私は試合前に体調を崩してしまい、試合に出られなくなったことがありました。その時に、体を鍛えるだけじゃなくて体の中からバランスよくコンディションを整えることが大切なのだと痛感しました。そこで、体内の環境を整える栄養に興味を持ちました。

2つ目は、栄養系の道に進みたいと先生に相談したところ、三重短期大学を勧められて興味を持ち調べたことがきっかけです。栄養士は皆さんが毎日行う「食事」を通して人をサポートすることができます。そして、三重短期大学は2年という短い期間だからこそ、集中して知識と技術をしっかり身に着けることができるし、即戦力で働けるような学習ができると知りました。このことから私は三重短期大学に決めました。

次に授業についてお話します。食物栄養学科の授業は必修科目といってみんなで一緒に受けるものがほとんどです。ですので、実習や実験でうまくできるか不安がある人も協力して進めていくことが多いため、楽しんで講義を受けられます。また、実験や実習の後はレポートがあり、講義は小テストが多いです。ですので、日々の授業をしっかりと聞き、復習をすることが大切です。栄養士になるための勉強や調理学実習と聞くと難しく感じたり、調理を全くしたことがないから不安と思ったりする方もいるかもしれませんが、先生方は丁寧にやさしく教えてくださり、友達とは協力して一緒に学んでいけるのでとても心強いです。 授業では管理栄養士の国家試験でよく出されているところや、勉強方法などもアドバイスをくださるので勉強のやる気も続きます。

また、2年生になると1年生での知識を活かし、より実践的な大量調理を行うようになります。そこでは自分たちで食材の発注やお金の計算も行います。

次にゼミについてお話します。まず、ゼミとは何なのか?ゼミとは特定の専門分野について学生が主体となって詳しい指導を受けることができるものです。

スポーツ栄養のゼミでは、高校生に対して食事調査や栄養サポートをしています。山に登って低気圧での体の働きを調べるとともに、コミュニケーションをとったりしています。また、真剣にエアロビクスダンスに取り組んだ後、食べ放題試験に挑み、運動による食欲、エネルギー摂取に与える急性効果について調べたりしています。

食品学のゼミでは、企業と合同でもち麦を使った食品を試作し意見交換会をしています。もち麦を使用したホットケーキは食感がもちもちしていて、香ばしく、とてもおいしいかったです。コロッケは、コーンとエビの2種類ありました。幅広い世代の方に好まれる味で、単体で食べても十分満足感が得られました。最後に感想を伝える機会を設けていただきました。私たちの意見が企業に届いて、参考にしていただけるという貴重な経験でした。

次は、学生生活についてお話します。三重短期大学は公立の学校なので全国から学生が集まってきます。クラスには、徳島や神戸、北海道出身の子がいます。三重短期大学に入らなければ一生出会うことがなかったと思います。方言の違いや食べ物の違いもあるのでそういった話をするのが楽しかったです。サークルは種類も多く、みんな楽しく活動しています。三重大学のサークルに入ることもでき、三重大の人達と交流を深めることができます。他にもサークルに入らず、バイトを数多くしている人もいます。サークルに入っている人も入っていない人も自分らしい・自分に合った学校生活を楽しく過ごしています。そういった学生生活を皆さんにもぜひ過ごしてもらいたいです。

また、自動車の免許を取りたい人もいると思います。三重高等自動車学校が近くにあるので授業の空きコマの間で行ったり、学校終わりに自動車学校に行ったりしていました。そのおかげもあり、短期間で免許を取得することができました。自動車学校の先生がチラシやティッシュを配りに来てくれるので、入校しやすい環境になっています。

次に就職活動についてお話します。短期大学なので入学して1年くらいでもう次の進路のことを考え始めます。就職活動をするのが早い学生は1年生の冬くらいから気になる企業の説明会や面接の練習を始めます。私は春休みくらいから本格的に始めました。自分のやりたい事、就活において軸となるものを考えていました。私は大学の中にあるタスクルームという就活をサポートしてくれる所や、先生方にアドバイスやサポートをしてもらいました。その結果、第一志望の企業に6月には内定をいただくことができました。私は調剤薬局に勤務することになります。皆さんは普段薬を貰う調剤薬局に管理栄養士や栄養士がいれば、どんなメリットがあると思いますか?地域の方々と近い距離で接することができ、一人一人にあった栄養指導をすることができます。そうすることで、病気になる前にその人の健康の維持・増進に役立つことができます。

エントリーシートの書き方や添削、今はリモート面接がほとんどなのでそのアドバイスや練習などに付き合っていただきました。タスクルームや先生方のおかげで自信をもって就職活動を進めることができました。

最後に、数ある大学の中、貴重な一日を三重短期大学に使っていただきありがとうございました。今皆さんの中には進路に迷っている方もいると思います。他の短期大学や4年生の大学に興味を持っているかもしれません。ですが、皆さんにはたくさん考えた後、この道を選んで良かったと思えるような選択をしてほしいです。そのためには将来について真剣に自分と向き合って決めてください。私も心から三重短期大学を選んで良かったと思っています。そして今回のオープンキャンパスが進路を決めるうえでの参考になればうれしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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