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橋本教授(食物栄養学科)が日本食品衛生学会の論文賞を受賞しました

開催日: 2023/10/12

橋本教授(食物栄養学科)が日本食品衛生学会の論文賞を受賞しました

 令和5年10月12日に、日本食品衛生学会第119回学術講演会にて、本学の橋本博行教授らが第63巻論文賞を受賞しました。受賞論文は「スポンジたわしを介した調理用ボウル間の小麦アレルゲンの二次汚染」という内容で、研究はニッポンハム食の未来財団の助成を受けて、食物栄養学科の卒業研究に相当する特別演習で実施したものです。
 2020年にこの研究を担当した学生は、小麦粉を溶いたボウルを、スポンジたわしによる洗浄を行い、すすぎ実験、そして未使用のボウルの再洗浄実験を何度も繰り返し行い、未使用のボウルから小麦アレルゲンが検出されることを確認しました。この結果は、小麦粉を使用した器具の洗浄にスポンジたわしを使用した場合、小麦アレルゲンが除去できず、再使用時に二次汚染のリスクがあることを証明した結果として今回の論文になりました。現在の特別演習の学生は、新たな研究助成により小麦粉を使用したボウルから、スポンジたわしを使用せずに小麦アレルゲンを除去する方法について研究しています。
 これらの研究は、食物栄養学科の学生が就職する集団給食の現場で、意図しない食物アレルゲンの混入を防止し、食物アレルギー発症事故の防止につながる研究と考えています。

 

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