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政策研修の趣旨

地方分権が進められるなか、地方財政の厳しさや市民意識の高まりを受け、津市をはじめ多くの地方自治体で「経営型」の行政運営、効率的行政運営が進められています。

一方、大学など高等教育機関では、従来からの教育、研究に加え、地域への貢献、地域との連携が強く求められるようになり、三重短期大学においても、地域のシンクタンク機能の充実を図ることを目指し市政との連携を地域連携の一つの柱としています。

政策研究・研修は、津市など地方自治体等が抱える諸課題をテーマに、当該職員と本学教員が共に調査・研究し、関係諸課題の解決にあたるとともに、より戦略的かつ先進的な政策事務事業等の推進が図れる職員の政策形成能力を養うことを目的としたもので、23年度は、以下のとおりテーマ設定し、研究・研修を進めます。

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研修テーマ及び指導教員

国民健康保険特定健康診査結果の地域比較から探る有効な保健指導にあり方に関する共同研究

平成22年度に実施した共同研究では、津市国民健康保険特定健康診査(以下「特定健診」という。)の受診者データの解析等を通じて、生活習慣病予防に有効な保健指導のあり方やその有効性を検討してきた。しかしながら、津市がどのような状況にあるのか他地域との比較を行っておらず、結果を充分に解釈しているとは言い難い。

そこで本年度の共同研究では、特定健診結果(20年度、21年度実施分)を津市、伊勢市、亀山市および三重県全体とで比較解析することを目的とする。これにより、三重県における各都市の検査値分布状況や都市ごとの比較が可能となり、重点を置くべき指標を各自治体で検討することが可能となる。

また、平成22年度実施の津市特定健診結果についてデータ解析を進め、経年変化を追い、津市の特性を明らかにする。

これらの解析を進めながら今後の有効な保健指導や情報提供のあり方について検討を行う。

なお、本共同研究を進めるにあたって、青森県立保健大学健康科学部栄養学科 山田真司教授を共同研究分担者とする。

  • 指導教員:駒田 亜衣(三重短期大学 生活科学科助教)
    飯田 津喜美(三重短期大学 生活科学科助教)
    中井 晴美(三重短期大学 生活科学科助手)
    梅澤 眞樹子(三重短期大学 生活科学科教授)

過疎地域における健康・安心を基盤とした地域づくりに関する実践的研究 〜津市美杉・白山地域をモデルとして〜

1.研究目的

中山間地域では、過疎化や高齢化が進行するなか、集落維持の観点から、地域の医療機関や団体等と連携しながら、高齢者の健康づくりや外出支援など、健康で安心して暮らせる地域づくりが求められている。

県立病院のあり方見直しにより、一志病院の民間移譲案が浮上するなか、同病院を中核医療機関とする津市美杉・白山地域において、地域住民と行政および医療、保健・介護・社会福祉の専門職(以下「専門職」という。)とが協同し、同地域における健康・安心を基盤とした地域づくり関わるアクションリサーチを実施し、地域づくりと地域活性化に貢献することを目的とする。

2.期待される成果

  1. (1) 津市美杉・白山地域における医療・保健・介護・社会福祉と連携した住民の健康・安心を基盤とした地域づくり施策の推進に寄与できる。
  2. (2) 専門職の地域理解と地域貢献の方法論を高めることができる。
  3. (3) 市町村合併による周辺地域と中心部との地域格差が生じた自治体の地域づくりのモデルづくりとなり、広域化した自治体の地域づくりに応用が期待できる。

  • 指導教員:長友 薫輝(三重短期大学 生活科学科准教授)